最終章: 『寮』で待っていた少女


 『寮』と呼ばれている建物は、すぐに見つかりました。
 そして、その入り口には、金髪に緑の瞳をした愛らしい少女が、あなたを待っていたのです。
「ご苦労様、確かに『聖なるスイカ』は受け取ったわ。じゃ、そのままちょっと待っていてね」
 にこやかにそう言うと、少女は両目を閉じ、そっとスイカに額を付けました。

 しばらくすると、少女はにっこり笑いながら目を開き、スイカから額を離して言いました。
「うふふ、驚いた? この『聖なるスイカ』には特別な力があってね、女王が額を当てると、ここ数十分の間にスイカの周りで起きた出来事が、頭の中に音と映像で浮かんでくるのよ」
「女王が……って、まさか……」
「ええ、そうなの」
 驚くあなたの前で、女王は優しく微笑むと、こう告げました。
「これから私、ロザリアと話してあなたの働き先を決めるから、今日はこの寮に泊まって、明日また宮殿に来てね」


***今日、あなたが手に入れたアイテムの数字を合計して、その答と同じ数をクリックして下さい***

         43     64     82     87     103     126      






























 






 翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

 “…とにかく融通がきいて元気で、思慮も情けも人一倍深いあなたには、チャーリーの補佐をしてもらうのが一番いいと思うわ。そろそろ開店準備が始まる頃だと思うから、頑張ってね…“

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、庭園の噴水の前で、妖しげな服装をした青年が露店の準備をしているのが見えました。

 今日からあなたは、この方の助手として働く事になるのです…!

FIN




























 





 翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

 “…元気いっぱいで勇敢、見かけより強い神経をしていて融通もきくあなたは、ゼフェルの所で働くのが一番いいと思うわ。頑張ってね…“

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、古びて立派な建物に、あちこち新しい技術で改造を加えてあるようなお屋敷が、すぐ近くに見えました。

 間もなくあなたは新しい職場、鋼の館に到着するのです…!

FIN




























 





 翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

 “…とても感情が豊かで元気、その上融通がきいて美しい物を好むあなたは、マルセルの所で働くのが一番いいと思うわ。頑張ってね…“

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、お花畑に囲まれた牧歌的な、でも大きくて立派なお屋敷が、すぐ近くに見えました。

 間もなくあなたは新しい職場、緑の館に到着するのです…!

FIN




























 





  翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

  “…職務に忠実で勇敢だけど、純情過ぎない程度のしたたかさも持っているあなたなら、オスカーの所で働いても大丈夫でしょう。頑張ってね…“

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、石造りの頑丈そうな、しかし洗練された雰囲気のお屋敷が、すぐ近くに見えました。

 間もなくあなたは新しい職場、炎の館に到着するのです…!

FIN




























 





 翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

“…融通がきいて、美しい物を好み、マイペースな所もあるけれど、相手のペースにも合わせられるあなたは、クラヴィスの所で働くのが一番いいと思うわ。頑張ってね…“。

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、落ち着いた暗い色合いの、重々しいほどに威厳あるお屋敷が、すぐ近くに見えました。

 間もなくあなたは新しい職場、闇の館に到着するのです…!

FIN





























 





 翌朝、あなたは馬車に乗って、新しい勤め先に向かっていました。
 先ほど受け取った辞令を眺めながら、補佐官様に言われた言葉を心の中で繰り返してみます。

 “…職務に忠実で思慮深く、その上、感情がとても豊かなあなたは、ティムカの所で働くのが一番いいと思うわ。頑張ってね…“

 やがて馬車が速度を落とし始めたので、そっと窓を開けてみると、『学芸館』と呼ばれている大きな建物が、すぐ近くに見えました。

 今日からはここが、あなたの新しい職場になるのです…!

FIN