空耳の物置へ


4周年記念 ・ ミニミニテキストアドベンチャー型適性検査ゲーム

聖地ハローワーク

*遊び方(必ず最初にお読み下さい)*

 時代は「アンジェリークスペシャル2」の頃。

 聖地外の一般市民であるあなたは、偶然「守護聖・教官・協力者付き職員臨時募集」の広告を見つけ、ダメで元々と思いながら応募してみました。

 すると驚いた事に、“書類審査を通過したから、二次試験のために聖地の宮殿に来るように”という返事が届いたのです。

 ただし、誰の下に配属になるかについては、応募者の希望よりも適性検査の結果を優先する、とも書いてあります。

 期待と不安に胸を高鳴らせながら聖地の門をくぐり、宮殿にやってきたあなたの前に、女王補佐官ロザリア様が姿を表しました……!

(すぐ下の枠内に続く)


あら、あなたが一次審査を通過してきた方なのね。あれだけの倍率の中を選ばれるなんて、相当クジ運のいい…いえ、何でもないわ。
 では、さっそく適性検査を始めますわよ。


さあ、このスイカをお持ちなさい。小さめだから、それほど重くはないはずよ。
 見た目は普通のスイカだけれど、これは『聖なるスイカ』と言って、宮殿でしか栽培されていない特別なスイカなの。

 これを、正面出口から庭園を通ってまっすぐ行った所にある、「寮」と呼ばれる建物まで運んでちょうだい。

 前もって言っておきますけれど、届け終わるまでのあなたの行動はある方法で記録されていて、その内容によって誰の下で働いてもらうかを決めるつもりだから、もし配属先に希望があるのなら、十分注意した方がいいわよ。


 では、行っていらっしゃい!





























 






 気を引き締め、匂いを無視して歩いていくと、やがてあなたの髪の上に、何かがはらりと落ちてきました。
 手に取ってみると、それはきれいな緑の葉っぱ(64)でした。

 葉っぱをポケットに収めて周りを見回したあなたは、緑の木々に色とりどりの花壇、いくつもの露店の間を楽しげに行き交う人々の姿に気づきました。

 どうやら庭園に着いたようだと思ったその時、目の前で鬼ごっこをしていた子どもたちの一人が、果物屋の露店にぶつかって、商品の並べてある棚をひっくり返してしまいました。

 子どもたちには幸い怪我は無かったらしく、すぐに大きな声で店主にあやまると、散らばった果物を、店主や通りがかりの人たちと一緒に拾い始めました。

(人手が多いから、私が手伝うほどじゃないかな…)

あなたは、そう思いながら通り過ぎようとしました。

 すると、血相を変えた店主が走ってきて、いきなりあなたの手からスイカを取り上げてしまったのです。

「この泥棒が! どさくさに紛れて、うちの売り物を持って行くつもりか!?」

全くの誤解なのですが、店主はかなり頭に血が上ってしまっているようです。

 そこであなたは…

a. 一歩も引かず、これは自分の預かったスイカだと主張しました。

b. 一度深呼吸して、どう説明したらいいか考えてみました。





























 






「違います! これは、私が補佐官様から預かった、届け物のスイカです」

あなたは相手の迫力に負けないように、強い調子で言いました。

 でも、店主は全然信じていない様子です。

「それじゃあ、証拠を見せてみろ!」

 そこであなたは…

a. 「そんなものは必要ない」と言いました。

b. 信じてもらえないなら、腕ずくでも取り返す覚悟で、店主に詰め寄りました。





























 






 ロザリア様の、宮殿の、ひいては女王陛下の威光を信じて、あなたは堂々と言いました。

「そんなものは必要ありません。仮にも果物を扱う身でありながら、宮殿で栽培された聖なるスイカと普通のスイカとの違いが、あなたには分からないんですか!」

 あなたの態度に気圧されて、店主は急に自信無さそうな態度に変わってしまいました。

「う、うーん、そう言えばどこか普通のスイカと違うような……この縞模様の入り具合とか、ヘタの丸まり具合が、何となく上品なような、そうでないような……」

「分かったのなら、もう返して下さい。これは届け物なんですから」

 悩み続けている店主から『聖なるスイカ』を取り返すと…

 あなたは急ぎ足で寮に向かいました。





























 






 いい匂いにつられて、あなたは庭園とは別の方向に歩いていきます。

 なにしろ、その匂いというのが…

a それはおいしそうな食べ物の匂いだったのですから。

b それは芳しい花の匂いだったのですから。





























 






 食べ物の匂いをたどっていくと、あなたは宮殿の厨房らしい所に出ました。

「何だい、あんたは?」

厨房の職員に尋ねられたあなたは、正直に、匂いがおいしそうだったので来てしまったと答えました。

 すると、職員に交じって立っていた一人の青年が、嬉しそうに頷きながら声を掛けてきたのです。

「ええ、よく分かりますよ。スパイスをきかせた照り焼きビーフも、ダシの利いた味噌汁も、とってもいい匂いがしますからねー。私も仕事中なのに、つい気になって見に来てしまったんですよ」

 ターバンを頭に巻いたその青年は、穏やかにそう言いながら、ポケットから小さな包みを出しました。

「好みの合う方とお話しできて、嬉しいですよ。これは宮殿特製の携帯用味噌汁のもと、その名も“よさげ”(43)というんですが、よろしかったら1パック持っていきませんか?」

「あ、ありがとうございます!」

あなたはお礼を言うと、スイカと一緒に“よさげ”を持って厨房を出ました。

 さあ、そろそろ本来の用事に戻った方が良さそうです。





























 






 急いで庭園までやってきたあなたの前には、いくつかの露店と通行人たち、その周りで鬼ごっこをしている子どもたちの姿が見えてきました。

 そして、あなたがそこを通り過ぎようとした時、子どもの一人が果物屋の露店にぶつかって、棚をひっくり返してしまったのです。

 幸い子どもたちに怪我は無かったらしく、すぐに大きな声で店主にあやまると、散らばった果物を、店主や通りがかりの人たちと一緒に拾い始めました。

(人手が多いから、私が手伝うほどじゃないかな…)

あなたは、そう思いながら通り過ぎようとしました。

 すると、血相を変えた店主が走ってきて、いきなりあなたの手からスイカを取り上げてしまったのです。

「この泥棒が! どさくさに紛れて、うちの売り物を持って行くつもりか!?」

全くの誤解なのですが、店主はかなり頭に血が上ってしまっているようです。

 そこであなたは…

a. いざとなったら喧嘩ざたも覚悟の上で、これは補佐官様から預かったスイカだと言い返しました。

b. 一度深呼吸して、どう説明したらいいか考えてみました。






























 

出発の章


 届け終わるまでの行動が記録されると言われたけれど、どこかにカメラがあるのかしら、それとも、通行人のふりをした監視員でもいるのかしら…

 などと考えながらロザリア様に送り出され、正面出口に向かったあなたは、ひとつ深呼吸をすると、思い切って外に踏み出しました。

 すると風に乗って、とてもいい匂いが流れてきたので、あなたは…

a. 気を引き締め、匂いは無視して庭園に向かいました。

b. 少しだけならいいだろうと、匂いにつられて道を逸れて行きました。





























 

*遊び方注意*
1. それぞれの枠の最後にある、太字になっている言葉や数字から一つを選び(最初から一つしかない場合もあります)、クリックして進めていくゲームです。
2. ページ内リンク(ジャンプ)を多用していますので、特に指示のない限り、読んでいる枠を越えてスクロールしないで下さい。
3. ゲーム中に出てくるアイテムに付いた数字は、後で判定に使いますので、メモ(←推奨)または記憶しておくようにして下さい。
4. もし道中で、どこかで見たような方に出会っても、その方の所に配属になるとは限りません(汗)。
5. このゲーム内では便宜上、宮殿から庭園を通って寮まで、徒歩数十分の距離という事になっています(本当はすごく遠いらしいんですが・汗)。
6. あなたの行動によっては、ある露天商さんとお話する事になるかもしれませんが、この人は“あの方”とは別人です(笑)。

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そーか、別に女王候補の話って訳じゃないんだから、羽は関係なかったんだ…(アップしてから気づいた・汗)
…でも今さら壁紙作り直す気力も時間も…ううっ、どうか神鳥の羽って事にしておいて下さい〜(涙)